こんにちは。

 寒さはこれから本番を迎えていきます。しかし、冬至が過ぎ新年を迎えて、昼間の時間は少しずつ長くなっています。日差しにもどことなく明るさを感じます。

「元旦の歯をていねいに磨きけり」(日野草城)


 お正月休みに、デパートで傘を買いました。傘をデパートで買うのは、はじめてでした。店員さんが、「どうぞ、さしてみてください」と言います。傘をさすと、「鏡の前へ」と、言われました。傘を選ぶのに、姿見を使うことを知りませんでした。店員さんが、「お似合いです」と言います。姿見で、どこを確認するのか、その使い方がわかりません。「どのあたりが」と、姿見の見方を聞いてみました。少し間を置いて、「普段、黒いスーツをお召しの時は、黒の傘がよろしいかと」。スーツは着ていなかったので、姿見での見方はわかりません。
 色違いの青色の傘を見ていると、また「どうぞ、さしてみてください」、そして「お似合いです」と続きます。「どのあたりが」と聞くと、間を置いて、「ネクタイでは、青が勝負色。青の傘でもきっとお仕事がうまくいくと思います」。姿見の見方は教えてくれません。今度は、緑。「お似合いです」。少し迷いましたが、もう一度「どのあたりが」と聞きました。「明るい色は、夜でも目立つので、ドライバーにも見えやすく、安全です」。似合うか似合わないか、姿見を通しての判断は、説明が難しいことのようです。最後の色違い、ネービー。姿見の前で、「お似合いです」、「どのあたりが」。「無難な色です」。少しホッとする答えでした。しかし、姿見の見方は、依然、むずかしい。
 ネービーに決めて、レジで支払いをしていると、店員さんが、「お客様は、学校関係のお仕事のようにお見受けしますが」と聞いてきます。あたっているので、止せばいいのに、また「どのあたりが」と聞きました。店員さんは、一人うなずきながら小さく笑って、今度は答えてはくれませんでした。
 外に出て、曇り空のなか雨は降っていなっかたのですが、真新しい傘をさして、ショーウィンドウの前に立ってみました。傘を上下したり、少し横を向いたりして、ウィンドウに映る自分の姿を見ています。ふと、姿見はこのショーウィンドウのように使えばいいのだ、と思いました。実際、傘を気に入っている自分に「どのあたりが」と聞かれても返答に困ります。姿見の役割がわかってきたようです。そしてどの色でも似合うはずだとも思いました。普段コンビニで買うビニール傘を持ってショーウィンドウの前に立つことはありません。はじめてデパートで買った、私にとって、かなり上等の傘は、心ならずも私の気持ちを明るく弾ませ、似あうように見せてくれます。無難な色、ネービーでさえも、ショーウィンドウに目を向けさせています。
 傘はよく失くします。もし新調せざるを得ないことになれば、今度は店員さんと姿見を通してショッピングの会話を楽しむことにしましょう。これまで不可解だった妻の長い買い物、繰り返される試着室への出入り、店員さんとの意味不明なおしゃべりにも、理解を示せそうな気がしてきました。「柔軟心(にゅうなんしん)」を思い、収穫のある一日をもって、2018年をスタートできたように感じています。

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私たちは、縁あって「計測分離工学研究室」に集まってきた仲間です。
 「一期一会」
を大切にしたいと思います。それぞれの立場や考えを理解しあえる生涯の仲間(友人)に、ここで出会えることを願っています。

そして大事なこと、私たち「計測分離工学研究室」では、
  皆で知恵を出し合い議論しながら、
    完成した機器の使用や既存の考え方を利用することに甘んずることなく、
  常に新しい分離や計測の手法を提案し、
    基礎から応用まで幅広い研究に取り組んでいきたい
と思っています。

もう一つ大切なこと、
  この自由で平和のなか、何不自由することなく、
    皆で勉学に勤しめる環境にいることを、
      森羅万象、すべてに相共に感謝したいと思います。

 同志社大学理工学部
 化学システム創成工学科

計測分離工学
研究室


教授 塚越一彦
         

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